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顔面マヒ

 今回は、50代男性の顔面マヒの症例です。

朝起きて水を飲もうとした際に、口から水がこぼれ落ちたので

びっくりして鏡を見て、自分の顔面の左半分がマヒしていること

に気がつき大学病院を受診。味覚もほとんど消失していました。

各種検査の結果、重篤な問題は見つからずいくつかの病院を受診

したが結果は同じであった。


 当院にて、発症後10日経過しており、検査すると末梢神経性のもので

あるようでした。

心理面と顎関節と脳神経の調整を合わせて行いましたが、ここでは

心理的ケアをご紹介していきます。


 患者さんのお話によると、会社の上司が女性の上司に変わり、男性の前

任者と何もかもやり方が違いものすごくストレスを感じていたようです。

 さらにお聞きすると、前任者は大らかで自分の好きなように仕事をさせて

もらえていたが、新たな上司はとても細かくいちいち管理され小言を言われ

るようになったのが苦痛だとおっしゃっていました。


 そこで、ご自身の趣味を通して客観的に自己分析してもらいました。

私「~さん(患者)は旅行はどの様に行きますか?」
 
 「予定は適当にアバウトに行きますか?」「それとも綿密に計画を立てて

行きますか?」

患「かなり綿密に計画を立てて、細部までばっちり決めていきます」


私「誰かに似ていませんか?」

患「あっ・・・」「似ていますね!」「そうか~」


 簡潔にですがこんなやり取りがありました。そしてこの患者さんは、ご自身

と似た部分が相手の嫌な部分と重なっていわゆる投影という現象がストレス

の引き金になっていたことに気付きました。

 人間は自分と同じ部分に時に、同族嫌悪というマイナスな感情を抱くことが

あります。

この患者さんは、前任者は自分と正反対なタイプであった為に、自分の長所

を生かして働いていましたが、今回は自分の長所が認めてもらえないストレ

スに悩まれていました。


mental-0001.jpg


上記の図を見た際、どちらの絵柄に目がいきますか?


殆どの方は、右の欠けている方に意識がいくと思います。

人間は無意識にマイナスに目が行きがちです。

人間関係は本当に難しいものですが、相手を変えることは出来ないので

自分が周りの欠けよりも、満ちている方に目がいくように潜在意識を

切り替えると意外と気持ちが変わることもあるものです。


この患者さんの場合、3回の施術で味覚もマヒもほぼ完治されました。

発症後、早めの施術が功を奏しましたが、マヒは時間の経過と共に

治り難くなりますので、本当に良かったです。

 個人的な見解ですが、ヘルペスウィルス感染歴などがあるにせよ、引き

金は脳ストレスが神経に及ぼす影響は大きいように思います。




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最初で最後

今年最初で最後のブログです。
先日セミナーに出席してきました。

脳ストレスの治療に関してですが、また一歩前進したように
感じます。

例えば腰痛などの概念は、ここ数年かなりパラダイムシフトして
おり、現在では2004年に出されたヨーロッパガイドライン
(腰痛診療ガイドライン)というものが世界の外科分野においても
最も信頼性が高いとされております。

 簡単に言いますと、既存の組織の異変を主たる原因とは捉えず
それらはあくまで結果であり、痛みの原因を目に見える構造で説明
する従来の腰痛に対する考え方から心理・社会的因子を含んだ目に
見えない機能的な問題として考える新しい腰痛の捉え方への変換です。

最近でも、様々な症例を経験するにあたり、よりこれらを痛感して
おります。

詳しくは、HPやブログで追ってご紹介していきたいと思います。

来年は、ブログも少しは更新していきますので、どうか時々
チェックしてください。


今年もありがとうございました。


イップス

最近、イップスの方を何名か診ています。

イップスとは精神的な状態から影響する運動障害のことです。

始まりは、ゴルフのスイングに起因するものとされていた様
ですが、現在は野球・ ゴルフ・ テニスをはじめ、卓球、
アーチェリー・弓道、音楽家の方に症状が現れるとされています。

その共通性は腕の筋肉、手首、指先を繊細に動かすスポーツ
と音楽に多いことです。

また、イップスは足や唇、声などにも見られることがあり
思うように体が動かない状態が続くこともあります。

以前は当たり前に出来ていたプレーが、何度やっても失敗して
しまう。そして、顕在意識で修正しようとしても体が上手く
機能しない。それがイップスです。

イップスを発症した選手は技術レベルで治そうと必死で試行錯誤
を繰り返します。しかし、どうにもならないままあきらめていく
選手が大勢いるとされています。

当院での症例でも、失敗に対する恐れや他人の視線、こうあるべき
との理論的手法への固執、また全く競技には関係のない事柄への
精神的問題などに起因したものが原因になっていることがあります。

このイップス、様々なアプローチが提唱されていますが、当院は
フィジカルとメンタルの両側面からの専門家として、独自の手法で
取り組んでいますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。




母との確執

長年、様々な不調を抱えてこられたある患者さんのケース
です。

当院には最初、体の不調で来院されました。もう二十数年来の
ホルモン的な原因からくる様々な不調でした。

検査をしていくと、精神的な問題が根底にあることが伺えました。

それは幼少の頃からの、実母との確執による精神的な苦痛でした。

数回の治療を終え、かなり回復され、ご自分の気持ちの整理も
できた事が何よりの収穫と喜んで頂きました。

そんな彼女が、私に呟いた一言。

「皮肉なもので、今度母の介護をせざるを得なくなりました。
  
 きっとこのタイミングが私と母の関係をもう一度、見直す

 いいきっかけなんだと思います」





時を経て、あの頃に偏った表現しか出来なかった母の心

哀しみ、孤独を、我が人生を通して違う見方が出来る

ようになった 今


天はその「時」を今、与えてくれたのかもしれません。

今度は、何を想い、

母の手を握るのでしょうか



新たな親子関係が良いものになりますように・・・

優しさとは・・・

この数年、脳とメンタルの治療を行わせて頂くようになり

実に様々な症例を経験させていただいております。

職場・家庭・学校・恋愛・幼少の体験・諸々の不安など

詳細は書きませんが、中には数十年前の出来事が

長年自分の身体を苦しめてきたこともあり

ご本人の涙や笑顔が、とても印象的なケースもありました。



私自身、まだまだ試行錯誤、世の中の体の治療の概念から言えば

当院の治療は、脳科学は認知されてきたとはいえ、まだまだ世間

の認識とはかけはなれているのが実情です・・・


そんな中、日々の臨床で患者さんと接する際

いつも   優しさとは?・・・・

こんな問いかけを自分にしています。


厳しさこそが優しさになることもあれば

温かさ、実直さがそれにあたることも

受け止めることやねぎらいの言葉

沈黙や距離を置くこと

又、見て見ぬふりをすること

時に嘘までが優しさになることもあります


ただ共通して言えることは

相手のことを想った上であるかどうか

これに尽きるのかもしれません。


時に負のスパイラルから中々抜けられない患者さんには

僕は叱咤激励することも珍しくありません(笑)


やっぱり瀬戸内寂聴さんのようにはいかない訳で


そんな時、いつも自分の心に問いかけます

相手の為の発言? と 


そんな発展途上の自分ですが

患者さん達に育てていただいている

そう感謝しながら、前へ進まねば

そうに想う今日この頃です・・・








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